“チリポーク”オピニオン・コラム: 隔絶された衛生的なエリアという利点を守ろう

2023年12月18日

世界の様々な国でチリ産豚肉の業界ブランドとして知られるチリポークを代表する協会チリカルネの会長フアン・カルロス・ドミンゲスは、コラムの中で、2023年の農業省による“バイオセキュリティ公的システム”の創設を強調している。 […]

世界の様々な国でチリ産豚肉の業界ブランドとして知られるチリポークを代表する協会チリカルネの会長フアン・カルロス・ドミンゲスは、コラムの中で、2023年の農業省による“バイオセキュリティ公的システム”の創設を強調している。チリにおける食品生産の競争力のあるメリットの一つが、疾病の侵入からチリを守る自然の地理的障壁に囲まれた衛生的な隔絶エリアという他にはない条件であるとしても、永続的な保護戦略を維持することが必要である。

チリにおける食品生産の競争力のあるメリットの一つが、疾病の侵入からチリを守る自然の地理的障壁に囲まれた衛生的な隔絶エリアという他にはない条件である。

世界の豚・家禽生産者はそのことを良く知っている。ここ最近、世界は、家畜の生産に深刻な影響を与え、食品安全にリスクをもたらす病気の脅威にさらされている。

養豚の場合には、50か国以上で、アジアと欧州を中心に、2022年からはドミニカ共和国やハイチでも、アフリカ豚熱が発生している。現在までに、アメリカ大陸には侵入しておらず、チリは引き続き、同疾病の清浄国となっている。

家禽の場合には、事態はもっと深刻だ。2022年までは欧州やアジア、北米でのみ発生していた強病原性鳥インフルエンザが、ついに南米にも侵入し、チリを含めたすべての国々の生産者に影響を及ぼしている。

こうした疾病の侵入を防ぐために何ができるだろうか?しっかりと備えておくことは可能だろうか?答えは、はっきりしている。そう、それは可能だ。

豚肉や家禽肉の生産者および農業牧畜庁(SAG)が十分に役目を果たしているとしても、常にもっとできることはある。まず、貨物や旅客の管理や検査をするために、より多くの専門家やより良い技術を港や国境通過に配備する必要がある。SAGが、チリの衛生遺産の保護を履行することができるよう、さらなる資金が必要だ。

第二に、農場や飼養場でバイオセキュリティを強化し、あらゆる生産レベルでバイオセキュリティの文化を普及しなければならない。大きな一歩は、2023年の農業省による“バイオセキュリティ公的システム”の創設だった。これから、それを査察で始める必要がある。

最後に、輸出が、ある特定の病気の存在によりそれほど大きな影響を受けないよう、より良いゾーニング協定をさらに具体化しなければならない。鳥インフルエンザについて、チリが米国と合意に達したゾーニング協定は特筆に値する。

私たちは、監視を緩めてはいけない。私たちの恵まれた衛生条件は、すべてのチリ人の遺産であり、それを守るために最大限の努力を払うべきである。

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