チリポーク、タルカでの“フィエスタ・コストゥンブリスタ・デル・チャンチョ（伝統的豚の祭り）”で輸出レベルの味わいを披露

2023年第13回“フィエスタ・コストゥンブリスタ・デル・チャンチョ（伝統的豚の祭り）”が、コエクサ社と名だたるタルカ市との共同で開催され、チリ産豚肉を中心とする美味しい手の込んだ料理を通して、国の伝統に注目し、評価する理想的な機会となった。

強い雨ですら、8月19日（土）と20日（日）にタルカのアルマス広場で開催された第13回“フィエスタ・コストゥンブリスタ・デル・チャンチョ（伝統的豚の祭り）”に伝統と料理を楽しむために集まった数千のタルカ市民や近隣都市の住民たちの熱気を抑えることはできなかった。およそ20万人の参加者が、豚肉をベースとした20以上の料理を賞味し、地域の工芸品や地元の製品や事業を紹介する様々なブースを見て回ることができた。

国内外のおよそ20名のシェフが、チリカルネに加盟している企業コエクサ社のカンポ・ノブレ・ブランドの豚肉を使って、その料理の腕前を披露した。そうしたシェフと共に、タルカを拠点とする主にInacapの200名の学生が、様々な料理の調理を手伝い、新たな世代が活気ある伝統を受け継いでいこうとしていることを示した。

「第13回“フィエスタ・コストゥンブリスタ・デル・チャンチョ（伝統的豚の祭り）”を訪れたマウレ州タルカ市市民および全国各地からの人たちすべてに感謝したいと思います。気候条件はいささか厳しいものがありました。（中略）しかし、家族で、また、友人や住民と共に楽しんでもらえたのであればと願っています。そして、2024年の開催でも来場をお待ちしています。それは、今年同等、いやそれ以上に素晴らしいものとなるでしょう。来場された皆さんが、料理やフォルクローレ、工芸品、そして、この2023年開催で提供したすべてのサプライズを気に入ったもらえたものと期待しています」と、タルカ市市長フアン・カルロス・ディアスは述べた。

チリポークは、カンポ・ノブレのブースに参加したのだが、そこでは著名なロドリゴ・バラニャオ・シェフが、駐チリ韓国大使館の前シェフであるハン・ウソクとそのスタッフと共に、アジアとチリの食材を融合させた新たな料理を提案した。バラニャオは、ダモア・レストランのオーナーでもある彼らに囲まれて、参加者たちと美味しい料理を共にした。このイベントはおよそ1時間行われた。

このイベントはチリ人が韓国料理を体験する良い機会となった。と言うのも、チリと韓国は、豚肉について重要な取引関係を有しているからである。従って、今後も今回のような文化交流を頻繁に行うことが期待される。チリポークは、チリ産豚肉の全輸出企業を束ねるトップ・ブランドとして、なぜ我が国が世界第7位の豚肉輸出国となっているのか、その訳を参加者に示したのである。

「グループで、特に友人たちと料理することは、他にはない体験です。チリポークのお蔭で、韓国人の友人たちと一緒に、チリの最も名高い伝統イベントの一つで料理をする機会を得ることができました。象徴的な“豚の祭り”において、雷鳴や稲光の中、これら韓国人専門家から直接貴重なレシピを学ぶことができました。今回のチリポークのようなイニシアチブを通して、韓国とチリの間で料理の絆を深めていけたらと願っています」と、ロドリゴ・バラニャオはコメントした。

「ダモアのチームは、チリ最大の冬の祭りであるタルカ市で開催された“フィエスタ・コストゥンブリスタ・デル・チャンチョ（伝統的豚の祭り）”のチリポークにより準備されたイベントで韓国を代表するために招待され、チリの豚肉を使って韓国料理、特に、“カルビチム”を作りました。カルビチムを作った理由は、イベントに参加したチリの人たちに、最も伝統的な韓国料理を紹介したかったからです」と、ハン・ウソクは付け加えた。

“フィエスタ・コストゥンブリスタ・デル・チャンチョ（伝統的豚の祭り）”には、著名なレストランやマウレ州の伝統的な工芸品や製品のマーケットも参加した。さらに、この地域の有名な音楽グループやソリストが参加するフォルクローレのショーや、地ビールのブース、ワイナリー、干し肉の生産者などが加わり、また、子供たちのために考えられた新たなスペースである“コミック・オインク”も開催された。

コエクサのゼネラル・マネージャーのギジェルモ・ガルシアは、「風雨をもろともせず行われた驚くべき開催で、それにより、現場でのカンポ・ノブレ・チームの偉大なる仕事ぶりがさらに強固なものとなりました。これについて、とても誇りに思っています。ここでは、タルカ市との官民連携の良い成果が見てとれます。それにより、全国の市民によって評価された、伝統に満ちた美しい祭りを再度開催することができたのです」としている。

さらに祭りを盛り上げたものとして、アサドール（肉を焼くシェフ）のコンクールがある。ディアゴナル・イシドロ・デル・ソラルで、チリ、アルゼンチン、ペルー、ベネズエラの16チームが料理対決を行った。“エベントス・デ・フエゴ”が優勝し、2024年にブラジルで行われるトーナメントに駒を進めることになった。「チャレンジだったのですが、祭りの中で重要なアトラクションになり、とても嬉しく思っています」と、イベントの顧問をするシェフ、マヌエル・カベサスは述べた。

イベントの記録は、私たちのインスタグラム“@chilepork”、または、https://youtu.be/zmp69YfKX_Mでご覧ください。