チリの豚肉産業は、日本国大使のアグロスーパー・ロサリオ工場への訪問を通して、アジアのつながりを強化

2023年9月30日

日本国大使の渋谷和久は、アグロスーパーの“スカイビュー”を訪問、チリの企業アグロスーパーの歴史と生産手法について理解を深めた。さらにこの経験は、同氏に、チリがいかにして日本への主要豚肉供給国となり得たのかを示す機会となっ […]

日本国大使の渋谷和久は、アグロスーパーの“スカイビュー”を訪問、チリの企業アグロスーパーの歴史と生産手法について理解を深めた。さらにこの経験は、同氏に、チリがいかにして日本への主要豚肉供給国となり得たのかを示す機会となった。

 

アジアとの取引関係を強化し続けることを目指し、チリの企業アグロスーパーは、日本国大使の渋谷和久を自社に招いた。同氏は、レンゴ市にあるロサリオ工場を訪問し、同社のヘッドオフィスで昼食会に参加した。

随行団を伴った日本の代表者に応対したのは、アグロスーパーのゼネラル・マネージャーであるギジェルモ・ディアス・デル・リオと、世界の様々な国でチリ産豚肉の業界ブランドとして知られるチリポークを代表する協会チリカルネの会長フアン・カルロス・ドミンゲスである。両名は大使に同行し、同社の様々なプロセスを紹介した。

「とても重要な訪問でした。というのも、同社のすべてのバリュー・チェーンでの業務が優れた衛生条件の下で行われていることを中心に、あらゆるプロセスにおいてアグロスーパーが取り入れている技術をより深く知ることができたからです。また、日本向けに輸出されている豚の高い品質についてもより詳しく知ることができました」と、日本国大使は指摘した。

現在日本は、チリにとって第4位の貿易相手国で、チリ産豚肉には高い関心を示しており、日本への豚肉輸出は、全体の数量にして13%、金額にして21%を占めている。

「公式データによると、2023年の第一四半期、日本への輸出総額は、36億5,400万ドルで、貿易額は48億8,000万ドル以上、全体に占める割合は5.27%となっています。チリ産豚肉について言うと、このアジアの国は、数量にして第2位の輸出先国です。2023年の第一四半期だけで、8万トンが輸出され、このカテゴリーでの輸出全体の13%に相当します。こうした動向は、両国間の関係を継続的に強化していくことの重要性を如実に示しています」と、チリカルネ会長のフアン・カルロス・ドミンゲスをコメントした。

「日本は、私たちが多くのことを学んだ、そして、何年も前からつながりを持っている市場の一つです。このため、私たちの施設を知って頂けることは、良好な貿易関係を維持するために肝心なことです。私たちの製品を輸出している国々の大使をお迎えできて、とてもうれしく思います。なぜなら、それによって両国の文化を結び付け、将来に向けてビジネスを強化していくことができるからです」と、アグロスーパーのゼネラル・マネージャーであるギジェルモ・ディアス・デル・リオは締めくくった。

こうした訪問は、既存の通商関係を強化するだけでなく、チリと日本の今後の協定や連携に向けて地ならしをすることにもなる。チリの豚肉産業は、品質やイノベーションに努めるだけでなく、主たる貿易相手国との緊密な関係を特に重視し、将来の繁栄と相互利益を確かなものとしている。

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