チリの2020年豚肉輸出、金額ベースで38%の増加、さらに2021年も増加予想

2021年3月1日

2020年の1年を通し、チリの豚肉輸出は世界中の状況が複雑であったにも関わらずチリの主要な輸出品目としてよい数字を示した。 チリ税関のデータによると、2020年1月から12月まで、豚肉輸出は8億5,000万米ドルを超えた […]

2020年の1年を通し、チリの豚肉輸出は世界中の状況が複雑であったにも関わらずチリの主要な輸出品目としてよい数字を示した。
チリ税関のデータによると、2020年1月から12月まで、豚肉輸出は8億5,000万米ドルを超えた。2019年同時期の6億1,600万米ドルから比べると38%と大きく増加する結果となった。また豚肉輸入とのバランスでは黒字に転じており、新型コロナウィルスやアフリカ豚熱の世界的感染拡大による複雑な状況にも関わらず2021年もこの状況が継続すると予想されている。
チリの豚肉の主な仕向地はトップが中国で輸出全体の67%、5億7,200万米ドルを占めて

いる。2019年は2億6,000万米ドルだったことから、1年で42%の増加となっている。仕向地第2位は日本で1億2,000万米ドル、そして第3位は韓国の1億800万ドルと続いている。
新型コロナウィルス感染拡大に伴い、世界の様々な地域で起こっている変化の中、豚肉業界は2021年新たな課題に対応していくことになるだろう。業界の各企業は運営と供給の継続のために引き続き努力を続ける。

輸出額の推移(単位:100万米ドル)

*出典: チリ税関のデータを元にチリ食肉輸出協会が独自に計算

Compartir