カーボンフットフリントの削減:養豚業コンシャス・オリジン・チリ参加企業の省エネ及びエネルギー効率化対策

2023年3月20日

エネルギーは、温室効果ガス世界総排出量のおよそ60%を占める、気候変動に主に影響を及ぼす要因である。このため、養豚業を含むホワイトミート産業のコンシャス・オリジン・チリ(ChOC)に参加している企業は、エネルギーの消費量 […]

エネルギーは、温室効果ガス世界総排出量のおよそ60%を占める、気候変動に主に影響を及ぼす要因である。このため、養豚業を含むホワイトミート産業のコンシャス・オリジン・チリ(ChOC)に参加している企業は、エネルギーの消費量を測定し、エネルギー管理計画を実施しながら、直接的にカーボンフットプリントの削減につながる再生可能エネルギー(ERNC)の導入を推進している。

3月の最終土曜日に、“アース・アワー”が開催された。これは、2007年にシドニーで始まった国際的な活動であり、現在、WWFにより推進された気候変動に対する世界最大の自発的アクションとして認められている。共同で行うアクションには象徴的な力があると考え、毎年この日に、世界各国の個人や企業、団体に、家や建物、記念建造物の照明を1時間消すことに参加するよう促している。省エネやエネルギー効率化対策を実施することがもたらすメリット、また、いかに企業がこの点で大きな貢献をし得るのかについて考えるよう呼びかける日なのである。

エネルギーの効率化は、再生可能エネルギーの発展や輸送手段の電化と共に、気候変動にブレーキをかけるツールとして強化されてきた。同じ物やエネルギーサービスを得ながらも、そのために使う資源を減らすことを可能にするものである。生産プロセスの改善、汚染の少ない製品の使用、エネルギーのスマート消費は、大きく貢献できる取り組みの例である。

去る3月25日土曜日に行われた“アース・アワー”の一環で、ChOCプログラムと各参加産業や企業からは、エネルギー効率化の分野で行われた最も重要なアクションのいくつかを明示するようにしている。

この点において、養豚業は、同産業の企業がエネルギー消費量を測定し、いずれに該当するかに応じて効率化対策及び(または)再生可能エネルギーの利用を取り入れた養豚場の範囲でのエネルギー管理計画を定めるようにと考えている。基準に参加している企業は、この分野での持続可能な実践を確実にするため、消費量を知らせ、最も使用が集中するのは会社のどのプロセスやエリアなのかを確認できる診断を含めたエネルギー管理計画(PdGE)を作成しなければならない。

さらに、消費量のベースラインや、このプランの年間評価で得られた改善内容を数値化することのできる達成指標を策定することになる。このようにして、養豚場の範囲でのエネルギー消費量を測定し、いずれに該当するかに応じて効率化対策及び(または)再生可能エネルギーの利用を取り入れることになる。

「養豚業の企業がエネルギー効率化の分野で具体的な対策を講じるようにするのは基本的なことです。この意味において、ChOCは、最初から消費量のベースラインと達成指標が分かった上で、産業として、より持続可能な将来を確かなものとする管理計画を推進し、我々がアクションを計画、実施、測定するのをサポートしてくれるのです」と、チリカルネ・サステナビリティ部長のダニエラ・アルバレスは述べた。

コンシャス・オリジン・チリ参加企業によって実施された内容の詳細は、プログラムのオフィシャル・ウェブサイトwww.chileorigenconsciente.clから知ることができる。

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