デンマークからのミッションは成功を収め、チリの養豚産業との関係を強化し、貿易を促進するものとなるだろう
先進的な商業ミッションが、2024年1月、チリのサンティアゴを訪問した。同ミッションでは、デンマーク大使館とデンマーク農業理事会(DAFC)のコーディネーションにより、著名なデンマーク企業が、チリの養豚業界関係者と会合を […]
先進的な商業ミッションが、2024年1月、チリのサンティアゴを訪問した。同ミッションでは、デンマーク大使館とデンマーク農業理事会(DAFC)のコーディネーションにより、著名なデンマーク企業が、チリの養豚業界関係者と会合を持った。
食品クラスターに加盟している企業によって構成されたデンマークミッションは、持続可能性とイノベーションに焦点を当てた。“ブリーダーズ・オブ・デンマーク”、“ダニッシュ・ジェネティクス・パートナー”、“DSI ダンテック”,”FCSI”, “ヘクサ・カバー”、“JSプロプテック”といった企業が、各々のソリューションを発表し、絶えず生産プロセスや製品の最適化を目指すチリ側の代表者から好感を持って受け留められた。
デンマーク農業理事会(DAFC)は、デンマークの農業・食品産業を代表するものであり、農産品や農業機器の輸出に従事する幅広いセクターのメンバーが参加している。その戦略的な目的の中には、同国のアグロインダストリー企業の競争力、持続可能性、イノベーションの促進が含まれている。
チリの養豚産業との会合は、取引の絆を強化し、知識を共有するという継続的な取り組みの一環として行われ、食肉および豚肉産業にとって持続可能なソリューションと先進的な技術の促進がメインとなった。デンマークの技術に対するチリ企業の関心は最近のことではない。デンマークは、養豚やその持続可能性といったテーマへのリーダーシップに定評があり、チリのマーケットにとって興味深いソリューションや技術を提供してくれる。
デンマーク固有の生産的・商業的課題に直面しながら、デンマークは、技術や製品の国際化の中に、農産食品セクターの継続性と成長を維持するための現実的な戦略を見出している。チリへの商業ミッションでは、チリの企業が、国内の農産食品産業の進展のために要と考えられる技術にアクセスすることができるよう、そこへの扉をひらくことを目指している。
「今回の訪問は、デンマークの企業が、私たちの加盟企業と会合を持ち、その製品やサービスを紹介すると共に、チリの養豚業について直接話を聞き、その目標や課題について理解を深める機会となりました。ミッションは、農業・牧畜業のための持続可能で技術的に進んだソリューションへの関心が高まっている証です」と、世界の様々な国でチリ産豚肉の業界ブランドとして知られるチリポークを代表する協会チリカルネのサステナビリティ部長ダニエラ・アルバレスはコメントした。
会合は、チリとデンマークの協力関係を強化するだけでなく、アグロインダストリーの分野における両国の共同発展に重要な歩みを刻みつつ、今後のイニシアティブや貿易協定に向けてのきっかけとなることが期待される。